見た目の明るさを表す 輝度

輝度

輝度は、光を受けた面の輝きの度合いを示す指標です。具体的には、ある面から特定の方向に放射される光の強さを、その面の面積で割ったものとして定義されます。視覚的には、物体の表面がどれだけ明るく見えるかを表しています。

輝度の単位は「cd/m2」(カンデラ毎平方メートル)。

輝度は、ディスプレイやテレビ、映画館のスクリーンなど、視覚的な情報を伝えるデバイスや場面での評価や設計において重要な役割を果たします。例えば、液晶ディスプレイの明るさを評価する際には、輝度が参考として使用されます。また、道路の標識や広告看板の設計においても、夜間や悪天候時にどれだけ明るく見えるかを示す指標として輝度が考慮されることがあります。

輝度と他の光の単位: 輝度は、物体の表面がどれだけ明るく見えるかを示す指標として使用されますが、光の強さや量を示すための他の単位とは異なる性質を持っています。光度は光の強さを、光束は光の総量を、照度は特定の面積に当たる光の量を示す単位です。これらの単位と輝度との関係を理解することで、照明や光に関するさまざまな側面を正確に評価することができます。