新築前に知っておきたい!照明計画・照明プランで失敗する3つの理由

こんにちは。新築の家づくりを計画中の方へ、今回はネットでは書かれていない照明計画に関する大切な情報をお伝えします。 照明は、毎日の生活を快適にするための重要な要素です。しかし、照明計画には落とし穴がいくつかあります。 もしあなたが素敵な照明のもとで過ごしたい雰囲気のある空間が好きだというならこの記事を最後まで読んでいただいて、快適な生活を実現させるための参考にしてください。 ですが、あなたがもし、照明は明るければいい、間接照明は電気代の無駄だとお考えならこの記事を読む必要はありませんし、照明計画すらする必要はないでしょう。その場合は部屋の真ん中にシーリングライトを取付けてください。

はじめに、勘違いをしている人が多いので照明計画の大前提をお話します。

照明計画は照明器具を選ぶことではない!

照明計画をするときにはこの大前提を必ず思い出してください。

では、本題に入ります。 なぜ提案された照明プランをそのまま信用してはいけないのか? 新築の家づくりは、一生に一度の大きなプロジェクトです。その中で照明は、毎日の生活の質を大きく左右する要素の一つです。しかし、ハウスメーカーや照明メーカーの提案される照明プランは、たとえイメージやスタイルを伝えたとしても、一般的なライフスタイルや流行を標準化したものを基にしており、必ずしもあなたやあなたの家族のライフスタイルに合致しているとは限りません。

照明計画で失敗する3つの理由

照明計画で失敗する理由は大体この3つが多いです。

  1. 本人に照明プランのイメージがなかった
  2. 照明プランのイメージがプランナーに正確に伝わらなかった
  3. 照明プランを作成するプランナーのスペックが低い

1. 本人に照明プランのイメージがなかった

新築やリノベーションは多くの人にとって初めての経験です。そのため、どのような照明が自分の生活に合っているのか、具体的なイメージを持ちにくいことが多いのです。照明の種類や配置、明るさなど、考慮すべきポイントが多い中で、明確なイメージがないと方向性が定まらず、後々「思っていたのと違う」という結果に繋がりやすいです。

普段から、自分に合った照明空間や好みを明確にすることが大切です。どの部屋でどのような活動を主に行うのか、どのような雰囲気を求めているのか、そしてその雰囲気ではどのような照明手法が使われているのかなど、常に意識して過ごしましょう。ここで間違ってしまいがちですが、意識するのは照明器具ではありません、放たれた光、照らされた光などの光のイメージを意識することです。

よくネット上の情報では、照明メーカーのショールームや展示場で実際の照明の雰囲気や明るさを体感するとよいと書かれています。それも確かに有効ですが、もっとリアルな照明空間を体感することの方が大事です。

例えば、飲食店やカフェでの照明はどのようにお店の雰囲気に関わっているのか、ホテルのラウンジではなぜ高級感があり落ち着いた雰囲気になっているのか、この空間で自分はどう感じているのか、ショッピングモールでは、明るく爽やかなイメージはどのような照明手法で作られているのか、等々意識するポイントは無限にあります。 いきなり照明プランを考えなければならない新築では、事前のイメージ作りをおろそかにすると、照明プランって何を考えたらよいかさっぱりわからない、ということになって、意味も分からず、渡されたカタログの小さな写真で照明器具を選ぶという謎の照明計画になってしまいます。

2. 照明プランのイメージがプランナーに正確に伝わらなかった

元もと1の、 本人に照明プランのイメージがなかったらイメージを伝えられるはずがありません。 本人にイメージがあったとしても、照明のイメージや要望を口頭で伝えるだけでは、プランナーとの間で解釈のずれが生じることがあります。特に、照明に関する専門的な知識や経験がない場合、自分の思い描くイメージを言葉で正確に伝えるのは難しいものです。

具体的なイメージや要望を伝える際には、写真や画像を使用して具体的に示すと良いでしょう。また、少しでも照明に関する専門的な知識や体験を増やすことで、よりイメージを共有しやすくなります。 プランの途中段階で何度も打ち合わせを重ね、確認を行うことで、意図しない方向に進行するのを防ぐことができます。

3. 照明プランを作成するプランナーのスペックが低い

照明プランを任せるプランナーやデザイナーの経験や知識が不足していると、最適な照明計画が提案されないことがあります。また、プランナーに知識や経験が豊富にあったとしても、プランナーやデザイナーはプライドが高くクライアントの要望より自分のデザインを優先させる傾向があります。この辺りはお互いの信頼関係やコミュニケーション力も必要になってきます。建主本人に照明の知識が乏しいと、適切ではない照明プランを見抜けなかったり、デザインの押し売りにあってしまうかもしれません。

まとめ

照明計画は、快適な生活空間を作る上で非常に重要な要素です。しかし、上記の3つの理由により、照明計画が失敗することも少なくありません。そのため、照明計画を進める際には、自分自身でしっかりと照明について学び、体験し、理想の照明空間を実現するための具体的なイメージを持つことが大切です。また、プランナーやデザイナーとのコミュニケーションを密に取り、自分のイメージや要望をしっかりと伝えることで、理想の照明空間を実現するための計画を進めることができます。最後に、照明計画を進める際には、プランナーやデザイナーのスキルや経験をしっかりと確認し、信頼できるプロフェッショナルを選ぶことも忘れずに行いましょう。